AkashA(アカーシャ)ダイスケです🤘
先日3月21日、千葉の本八幡ルート14でライブを行ってきました。
新型コロナウイルスによる影響
新型コロナウイルスの影響により、僕らのようなインディーズバンド、そしてライブハウスはある意味"迫害"を受け、楽器を持っているだけで「コロナウイルスに感染するから電車から降りろ」なんて心ない言葉をかけられたミュージシャンも数多く居た。
そんな中でのライブの開催を決行したことに対しては賛美両論あるかもしれない。
どのライブハウスも他の施設以上に気を配っているということ。至る所に消毒液を設置し、演者やお客さん達への感染防止策に対して神経質になっている。僕らも今まで通り遊びにきてね。とは言えない状況ではあったけども、それでもきちんとマスクをして感染予防対策をしてライブハウスに遊びにきてくれた人達には感謝しかない。
10年ぶりの本八幡ルート14
10年前、僕達AkashAは初ライブをこの地で行った。
それから10年の月日が流れ、また古巣のステージに立つことになった。
僕達のホームは新宿Wild Side Tokyo。今回は新宿Wild Side Tokyoのホームバンドとして古巣に立つことになったわけだが、入り口からフロア、ステージ、そして楽屋と何処も懐かしさを感じて、ちょっと感慨深いものがあった。当時と変わっていない。変わっているとすれば楽屋にトイレが新設されたことくらいかな。
リハーサルが始まって、音を出してみると昔の思い出が沸々と蘇ってきた。
AkashAを結成するもっともっと前、僕が学生時代に初めてライブハウスでライブをやった場所も実はこの本八幡ルート14で、その後毘沙門天としてもここで何度もイベントを開催させてもらったことがある。だからこそ思い出がたくさん詰まったハコ。
なんだかこの間の事のように色々なことを思い出したよ。
念願の初共演、そしてワイルドサイダー登場
この日、偶然にも1月に開催したAkashA主催イベントEXTREME AGGRESSORに出演してくれたハードコアバンド牙突が一緒だった。
牙突は、毘沙門天として活動している当時、同じく本八幡ルート14を主戦場としてライブをしていた"風林火山"のメンバーであるBaのエビさん、ドラマーであるヨシさんがその風林火山で見られたスタイルを継承したハードコアバンドである。
風林火山と毘沙門天は一度も共演することなく両バンドは解散してしまった経緯があった。
牙突は風林火山のスタイルを受け継いだバンドで、僕達AkashAは毘沙門天のスタイルを受け継いでいるバンド。
(とは言っても現在毘沙門天は限定的に活動を再開したのでそうとは言い切れないけども、、)
そんな両者が長年の時を経て、この日本八幡ルート14で共演することが出来たのは、奇跡というかなんというかこんな偶然ってあるのか!という感じで、不思議なものを感じた。
そして、新宿Wild Side Tokyoの仲間として仲良くさせてもらっているMONQ。
今回出演する際に、本八幡ルート14のオーナーさんに連れてきたいバンドが居るということを話し、MONQへオファーした。彼らは今ライブスケジュールもとても過密で尚且つ新しい音源を製作中という多忙を極めているんだけども、出演を打診したところ快くOKを出してくれた。
本当にありがたい。今回のハイライトはまさにここで、古巣に今ホームとしてお世話になっているハコ付きのバンドを連れてこれたということ。薄々感じてはいたが、ここまでハコ付きバンドが居なくなってしまっている現状にびっくりした。この日のライブのオファーをいただいた際、千葉のヘヴィ系バンドとの共演を楽しみにしていたのだが、蓋を開けてみればこの日の出演バンドどれもここをホームにしているバンドじゃなかった。
それはそれでちょっと悲しいけども、これが現実なんだなと。
本八幡がワイサイ化?
今回MONQが居たからか、本八幡にいるはずなのにワイサイ*1化。
ホームのハコの雰囲気がバンドにもたらすものってあるんだなというのを感じたな。なんだか面白い感覚でした。
そしていよいよ始まったライブ。初めましてのFROZEN CAKE BARさんから幕開け。
続いてMONQ。
彼らは何処に居てもMONQ。スタイルも一切の変化や妥協はない。そこがカッコいい。彼らのことをもっとたくさんの人達に知ってもらいたい。そして本八幡ルート14のステージに立っていることが僕にとってはとても嬉しい瞬間でした。
続いてこれまた初めましての子でびる隊さんへ続き、牙突が登場。
超攻撃的サウンドにVo常くんのシャウト。風林火山から受け継がれているこのハードコアスタイルを余すことなくステージから放っていました。この暴力的なまでの音の塊というかなんというか、轟音轟くというのは正にこの事。圧巻のステージでした。
最後トリとして、僕達AkashAの出番がやってきました。
今回機材を一新し、初めてKemper Profiler STAGEを使って挑んだライブでもあったんですけども、
Kemper Profiler STAGEを完全にライン出力のみで使ってみた。
モニターOUTから常設のアンプのリターンに挿してステージのモニター用としても音を鳴らそうか最後の最後まで悩んだんですが、やはり使うヘッドアンプによってアンプの特性が如実に音として出てしまう為、その音が嫌でやめました。
PAさんも完全ライン出力機材を使うことがないようで、バランス取りに苦労をしていましたが、個人的には中音も気にはならず、"聞きにいく"ことをしなくても良かったので、これまで自分の後ろから感じていた音がないという違和感だけですんなりとライブをやることが出来ました。
外音はこんな感じ。
Kemper初使用!後ろにアンプがないのめっちゃ変だけど、自慢☆毛&牙突のヨシさん曰く"人を殺せる音"だそうです。爆 https://t.co/2B7CG5gw30
— Daisuke@AkashA 3.21本八幡ルート14 (@AkashA_Daisuke) 2020年3月21日
ダイちゃんのギターの音、アンプから出てる音じゃないんだもんね。
— 🦈バルシャーク肉丸@自慢☆毛 (@jimange666) 2020年3月22日
客席で聴いてて何か不思議な感覚だったわ、でも音はエグい! pic.twitter.com/WgBICBcud5
アンプから出力している音となんら変わらない音だったようで何より。ただ結構音がハイ寄りだったので、もう少し調整が必要かな。
何れにしても今後はKemperライン出力のみでライブやると思う!
さて、肝心のライブですが、
10年前の初ライブを踏襲したセットリストで挑みました。
10年前の初ライブと同じく1曲目に"New world"そして最近滅多にやらないAfter the rainを2曲目に披露。そしてラストは"Insane scream"を。
2013年にリリースした1stEP"Break your stereotypes"の楽曲をメインとしたセットリストは最近じゃ珍しいと思う。10年ぶりということもあるから、今回は特別に。
アンコールには"Reason to live"を。この曲をまたこのステージで演奏する日がやってくるなんて想像していなかったから、ちょっとウルウルきちゃっていたのはここだけの話。
みんなのおかげで10年ぶりの古巣でのライブはとてもとても楽しいものになりました。
この日共演してくれた牙突、MONQのおかげだし、遊び来てくれた皆さんのおかげです。
新型コロナウイルスの影響で、暗いニュースばかり。そんな中でもこうしてこの日集まってくれた皆さんが笑顔になってくれて良かった。
さて、次回のライブはこちら。
メキシコのブラックメタルバンドPANTEONの来日公演でしたが、新型コロナウイルスの影響により来日が出来なくなった為、この日は出演予定だった国内バンドのみでイベントを開催する運びとなりました。僕らのようなインディーズシーンにもこの影響というのは計り知れないものがあることを思うと、大きなイベントを開催する予定だったイベンターさん達の気苦労が如何程のものなのか・・・想像も付かない程の大打撃なんだなと思います。
今回イベント主催のBlood ProphecyのVo.Takaくんがめちゃくちゃ頑張って企画してくれたイベント、盛り上げないわけにはいきません。
皆さん、感染防止の手洗い・消毒をきちんとしてイベントに足を運んでくれたらと思います。
2020.4.3(fri)at両国SUNRIZE
"ANTICHRIST FEST"
OPEN17:00 / START17:30
TICKET
adv¥2,500 / door¥3,000 +1D
AkashA Show time19:45〜
AkashA are...
Gt&Vo Daisuke / Ba&Vo Hige / Dr Toshiya
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*1:新宿Wild Side Tokyoの略称