AkashAダイスケのMY"鋼鉄"LIFE

バンドの事や楽器機材・料理・プライベートや好きな事を赤裸々に綴るブログ

Kemper PROFILER STAGE|レビュー

AkashA(アカーシャ)ダイスケです🤘

 

前回、話題のデジタルアンプKemper Profilerの最新フロアタイプ

Kemper PROFILER STAGEを導入したことについて書きました。

www.daisuke-akasha.com

 

今回は開封〜操作・初音出しの感想でも。

 

 

開封の儀


 

 ではでは早速開封していきましょう。

f:id:AkashADaisuke:20200102200357j:plain

派手なデザインではなくシンプル。

箱にもKemperのロゴが入っています。こーゆう部分にセンスを物凄く感じる。

さあ!恋に焦がれたKemper PROFILER STAGEとご対面。

 

f:id:AkashADaisuke:20200102200420j:plain

中の梱包も至ってシンプル。

 

f:id:AkashADaisuke:20200102200425j:plain

付属品は電源ケーブル、マニュアル、ロゴステッカーにオリジナルピック。

何気にこのステッカーが入ってるのって嬉しくない?

重量4.6kgですが、意外に軽く感じます。こんな軽い個体の中にとんでもない機能が詰まっているのかと思うと驚きを隠せない。凄いなKemper。

 

さて、早速電源を入れて・・・

の前に、Kemperの公式サイトからまずはユーザー登録。

f:id:AkashADaisuke:20200102201426p:plain

ユーザー登録をすることで、Kemperの魅力を最大限に引き出すことが出来る

"Rig Manager"が使用することが可能になるので忘れずに。

所有しているKemperのシリアルIDの入力が必須となりますが、Kemper PROFILER STAGEの場合、本体裏にシリアルIDが書いたシールが貼ってあるんでそちらを見てね。

 

Rig Managerとは


 

 Kemperは既存のアンプを"プロファイル"するProfiling機能で、そのアンプやキャビネット、マイクの特性をそのままキャプチャーすることで元のアンプとなんら遜色ないサウンドを保存することが出来るという驚愕の機能を備えたデジタルアンプということを前回のKemper記事でも書きましたが、だからと言って購入した後にProfiling機能を使ってアンプの音を取り込まないと使えないというわけではない。

取り込んだ音のキャプチャーをKemperでは"Rig"と呼称するのですが、全世界のKemperユーザーがプロファイリングしたRigを無料で公開しているKemper公式のアプリケーション。現在16086*1もの膨大なRigが無料でダウンロードすることが出来、更にそのRigを自分なりに調整することが可能なのです。

f:id:AkashADaisuke:20200102202455p:plain

高品質なものやレアなアンプなどもいっぱい!

自分が使いたいアンプ名(例えばMarshall、Fenderなど)検索すると出てくるので、実際にプレビューで弾いて良ければMy profilerにドラッグ&ドロップすればKemperにダウンロードされる仕組みとなっています。

profilingした状況などによっては高品質なものから物凄く低品質なものまであるので、好みのアンプなどから弾き比べてみて良いものを取り入れましょう。

プレビューで様々なRigを弾きまくってるだけでもめちゃめちゃ面白いです。 

 

起動


 

さあ!ユーザー登録も出来たし、早速電源をON。

f:id:AkashADaisuke:20200102203448j:plain

 

起動までに時間がかかります。もう少し起動時間が早くなるといいんだけども、、

ちなみに電源を切るには起動ボタンを長押しする必要があります。

 

Axeの最新シリーズやHelixに比べて未だにフルカラー液晶を搭載していないものの、視認性に関してはぶっちゃけあまり気になりません。

というのもこれだけ暗い場所でも明るくボタンが光ってくれるんです。明るさに関してもシステムから色々と調整が出来るので好みの使用に変更することが出来ます。

f:id:AkashADaisuke:20200102200449j:plain

 

f:id:AkashADaisuke:20200102215102j:plain

 

 

無事に起動していざ音を出してみるぞー!と意気込んでみたものの、

ファクトリープリセットが一切入っていない・・・嘘でしょ、、確かKemperには最初からファクトリープリセットが入っているとネットが書いてあったはずなのに、、まじかと。Kemper PROFILER STAGEユーザーの皆さんも同じでした?

 

めちゃめちゃ焦ってKemper公式サイトを見たら、ファクトリープリセットはRig Managerからもダウンロード出来るよとのこと。まあいいやと思い、先ほどユーザー登録したRig Managerを起動して、自分の好きなアンプを選んでダウンロード。

元々ENGLを使用していて、現在使用しているAxe FxⅡ XL +のディストーションサウンドもENGLのモデリングをアンプを採用しているので、当然ENGLのアンプをProfilingしているRigを選択しました。

 

 

BROWSERモード


 

好みのRigを見つけまして、いざ。

その前に、まずは本体をBROWSERモードにします。

f:id:AkashADaisuke:20200102210938j:plain

BROWSERモードはダウンロードされたRigに対しEQの調整やアンプの調整、更にエフェクトを設定したりと調整をするモード。

アンプタイプ・ラックタイプと違い、フロアタイプのこちらでProfilingモードにするには、両方のボタンを同時押しする必要があります。

 

今回初めて音を出して驚愕したのはライン直なのにとんでもないアンプ感が出てるということ。Axe FxⅡ XL+では体感することが出来なかったこのアンプ感に驚愕。

Rigを公開しているユーザーのProfiling環境が良いからというのもあるのですが、Kemper自体が本当にアンプ・キャビネット・マイクの特性を丸ごとプロファイリングしているからこの音がライン直でも"出る"ってことだよね。

 

ダウンロードしたRigを更に自分仕様の音へ変更する為、色々と弄り倒しました。

マニュアルを見ながらやった部分も多いけど、Axeと比較しても本当にアンプライクに弄れるのにびっくり。直感的に操作出来るというのはKemperの強みかなと思います。

f:id:AkashADaisuke:20200102200438j:plain

 

ここのセクションではアンプ・キャビネットの「STACK」を中心に前後に4つのエフェクターを設定することが出来ます。これもボタン配置と色で何がどこに配置されているのかがすぐにわかるのも良い。

搭載されているエフェクターもとても高品質で、特にディレイのエフェクターが気に入りました。

試行錯誤しながらバッキング用のRig、ソロ用のRig、そしてクリーンのRig etc...を作っていきまして、最終的にバンドで使用するデフォルトプリセットを完成させました。

f:id:AkashADaisuke:20200102214010j:plain

 

PERFORMモード


こちらはライブで使用するPERFORMモード。

1つのスロットに対して5個のRigをアサインすることが可能で、最大125個まで設定が可能。

この「AkashA Default Preset」と名付けたスロットでほとんどの楽曲を再現することが可能だけども、それじゃ対応が出来ない楽曲に関してはその曲用のスロットを只今作成しているところです。曲ごとにスロット設定してる人も多いね。ちなみに、Rig切り替え時の音切れなどは一切ないです。とてもシームレスに切り替わってくれるし、DELAYなどのエフェクターを使用しているRigから使用していないRigに切り替えた際のSpiloverも設定しなくても自然なニュアンスでやってくれるあたり、最高としか言いようがない。

 

Rigの配置に関してもとても簡単に出来るし、PERFORMモードでRigを弄った場合、BROWSERモードにあるRigに変更された内容が上書きされることはないので、BROWSERモードに保存をしたい場合は「Export Rig to Pool」押せばOK。その設定をメモしたりしてBROWSERモードに戻って弄らなくてもいいなんてよく考えられてる。

 

また、各Rigに対して最大4つまでエフェクターを個別でON/OFFすることがこちらで可能。

f:id:AkashADaisuke:20200102214546j:plain

 

 例えばメインのバッキングRigでボリュームなど変えずにちょっと味付けでリバーブをかけたいなー。という時にあえてリバーブがONになっているRigを作ってバンク内に配置する必要がない。これ凄い便利。

 

カスタム


 

Kemper PROFILER STAGEをライブでガシガシ使用することを前提してちょっとカスタムしました。

f:id:AkashADaisuke:20200102220003j:plain

 

f:id:AkashADaisuke:20200103091401j:plain

 

 

エフェクタースイッチを保護する役目を持っているMOOERのフットスイッチハット。

1〜5にはどの音色のRigがセットされているかが一目でわかるようにしています。

 

僕の場合赤いハットがディストーション系でブルーがクリーン系のRigと分けています。踏みやすさと視認性の高さを上げるにこのフットスイッチハットはマスト。

 

 

 

 

自宅でKemperの音作り環境としては、ヘッドホンを直接Kemperに挿して使っているんだけども、実際ライブで使用するためにはバンドのスタジオリハに持っていって更に調整が必要になってくるだろう。やはり密閉されたヘッドホンで聴くのと、スピーカーから出される音というのは全く違うし、バンドアンサンブルの中で音が埋もれたり、浮いたりする可能性も出てくる。そこは要調整かな。

 

しかしながら、これだけの圧倒的な高音質なサウンドを出してくれるとは。実際ライブで音は聞いたけども、いざそれを自分が操作するとなった時に果たしてちゃんとしたサウンドメイキングは出来るのか?と一抹の不安がありましたが、そんな不安を一気に吹き飛ばしてくれました。

 

実際にライブで使用するまで少し時間はかかりそうだけども、それでも本当に自分が納得できる音を出してくれる最高の機材を手に入れることが出来たと思う。

 

正直いうと、自宅のアンプもKemperがあれば不要になっちゃうね。ヘッドホン端子が付いてるのでそれでサウンドメイキングも練習も出来てしまうし。

 

アンプ業界に忽然と姿を現し、これまでの常識をひっくり返してしまったKemper。

実際に手にしてみて思ったのは、利便性も含めて全てがプレイヤー目線でじっくりと作られている製品だということ。

例えば、ライブ会場やスタジオにKemperがあったとすると、本体を持っていかなくともUSBに自分のRigのデータを入れて、 それをライブ会場やスタジオにあるKemperに挿せば自分の音が出せるわけ。

BABYMETALの神バンドの大村さんは海外ライブやセミナーの際にこうした運搬方法をとっているみたい。あらかじめメールで自分のRigを送ったりも可能って凄くない??

 

考えてみたら凄いことだなと。これまでの常識がひっくり返った。という言葉が嘘じゃないというのも頷ける。

 

一言で言うなら

 

Kemper恐るべし・・・

 

そんな最高の機材とこれから新しい歴史を作っていこうと思います。

 

 

AkashA are...

Gt&Vo Daisuke / Ba&Vo Hige / Dr Toshiya

  

 

【Twitter】

twitter.com

 

【YouTube】

 

www.youtube.com

 

【Official Shop】

akashamerch.base.shop

*1:2020年1月2日時点