AkashA(アカーシャ)ダイスケです🤘
本日はギター弦のお話。
使用しているギター弦
これまで僕が使用しているギター弦はERNIEBALLという弦メーカーの弦です。
ERNIEBALLはエレキギター弦の世界標準として、長らく世界中のギタリストの愛用されている定番の弦です。もう一つの有名ギター弦メーカーD’Addarioと双璧をなす存在ですかね。
これまで使用したことがあるギター弦
現在はERNIEBALL一択となりましたが、それまで何種類かギター弦メーカーを使ってきてます。
うろ覚えだけども、ちょっと紹介しようと思う。
D’Addario
ERNIEBALLと並び世界的に有名なギター弦ですね。業界トップクラスのシェアを誇っています。今じゃ普通となっているけど6〜4弦にラウンドワウンド弦(巻き弦)を初めて採用したメーカーでもある。
学生時代→毘沙門天初期の頃まで愛用しておりました。
楽器屋さんに行くと比較的安い価格というのもあって愛用していた気がします。
SIT Strings
アメリカのハイエンド弦と呼ばれているもの。チューニングの安定性を高める
ステイ・イン・チューン加工と呼ばれている加工がされているのが特徴のようで、ヘヴィ系のギタリストから好まれているということを楽器屋さんで聞いてからD’Addarioから乗り換えて使用していました。
GHS Strings
ERNIEBALL、D’Addarioに並んで人気のあるアメリカ発の弦メーカー。GHSのパンチ力が結構好きで、使用歴は長かったです。
うろ覚えだけども、これまで使ってきたギター弦をずらっと書いてみた通り、まだまだメーカーはたっくさんあって、正直弾き比べて音の違いがどうとかというのはよっぽど良い耳を持ってる人じゃないとわからないと思う。むしろ弾き心地やチューニングによる自分に合ったゲージがあるかないか。それで決めている人も多いと思います。
何故ERNIEBALLを選んだのか?
実は、AkashA結成当初から2年くらいと今ではチューニングが違うんです。
2013年にリリースした1stEP"Break your stereotypes"*1と2014年にリリースした1stAlbum"Absolute invariant"の両方を持っている方は聴き比べていただければわかるのですが、 結成当初から1stEPリリースまで全弦1音下げで6弦だけをドロップしたドロップCチューニング。そして現在は全弦1音半下げで6弦だけをドロップしたドロップBチューニング。
ヘヴィなメタルバンドはレギュラーチューニングからダウンチューニングまで多種多様なバンドが多いのですが、最近は7弦や8弦などの多弦ギターを愛用しているヘヴィ系バンドもかなり増えて、更に低いチューニングのバンドも見受けられるようになった。
チューニング下げるなら多弦を使えば?という声も聞こえてきそうですが、あえて6弦にしているのは、弦が増えればそれこそ表現の幅も増えるとは思うのだけども、弦が一つ増えるだけでパニックになるから。(笑)というのは冗談で(半分正解でもある)、単純にネック幅が広くて弾きにくいというのもあるし、7弦ならではの明快な音の分離があまり好みでは無いのもあるかもしれない。加えてこれまでドロップチューニングで曲を作ってきているので、今更になって全てを7弦ギター用に覚え直すのも正直めんどくさいというのもある。まあ、要するに頭が硬い人間だと思ってください。爆
多弦ならではのメリットはたくさんあるのですが、AkashAとして使用する分にはちょっと無いのかなと。個人的に1本は持ってても良いかなとは思うんだけどね。
6弦ギターをドロップCチューニングには10-52という太さを持つ弦が個人的にはぴったりで、GHS BOOMERSの10-52ゲージTNTを愛用していましたが、途中からAkashAはチューニングを更に下げるという事になって、この10-52のゲージではテンションが緩くなってしまった為に、更に太い弦が必要となったんだよね。
色々試してみた結果、コスト的にもゲージ的にも11-54という太さを採用しているERINIEBALLのBEEFY SLINKY#2627が一番しっくり来たので、これまで長らく愛用していました。
ERNIEBALLって学生時代にほとんど使用したことがなくて、僕はD’Addario派だったので、AkashAになってから使用し始めた弦。なんでERNIEBALLを使用していなかったのかわかんないんだけども、多分買い始めたのは単にD’Addarioだったからかもしれない。
ERNIEBALL BEEFY SLINKYの印象
インターネットにも多くのレビューがありますが、ERNIEBALLの弦は高音域がとても煌びやかだと思う。GHSと比較してこれは結構顕著にわかる。そして、BEEFY SLINKYは3弦が異常なくらい太い。やばいくらい太いです。慣れないとチョーキングきついくらい太い。ドロップBチューニングなのにめちゃくちゃ硬いです。ぶっちゃけこれは慣れだと思う。
あとやはり弦の持ちは良くない。なので一度張り替えた弦の交換はライブ用のギターとして約2週間前後くらい。毎日弾くとなるとお金に余裕があるのならば5日くらいで替えたいくらい一気に劣化する。そうなるとやはり1セットあたりの単価は低いとしても、年間で考えると弦の費用だけでも結構かかる。それでもこのBEEFY SLINKYを使用して早5年近くになります。
基本的にはライブの前日に新しい弦に張り替えます。ERNIEBALLはある程度伸ばしても翌日にはまた伸びるので、ライブ当日の朝にもう一度伸ばして安定させています。
ちょうど良いゲージがあるだけでなく、張りたての音が素晴らしく良いということもあって愛用しています。持ちの悪ささえ無ければ良いのだけども・・・
気になり始めたあの弦の存在
ギタリスト・ベーシストなら誰もが一度は聞いたことがあるであろう弦メーカーがあります。
その名は"Elixir Strings"
創業が1995年とD'AddarioやERNIEBALLの老舗と比較するとかなり新しいメーカーではありますが、弦全体をコーティングした世界初のコーティング弦を発明をし、その名を世界に轟かせました。
Elixirの弦の特徴は通常の弦の3〜4倍の寿命と言われており、更に低音弦の巻き弦にとても特徴があります。弦の表面だけではなく、巻き弦の隙間もぴったりと覆うようにコーティングされている為、隙間に汚れや汗が付着しにくくなっており、それによって非常に長い寿命を実現しているのです。
D'AddarioやERNIEBALLや他のメーカーからもコーティング弦が登場しているけども、Elixirと同じコーティング方法とは異なってる。理由としては弦全てを覆うコーティング技術というのはElixirが発案・特許を取得している為。Elixirは他の追従を許さないコーティング弦メーカー先駆者としてその技術を既に確立しています。
当然ながら僕も昔から名前は知っていたけども、Elixirは1セットあたりの価格がD'Addarioのおよそ3倍の価格であることから、"高級弦"というイメージが先行してて、コーティングによる効果などについてはあまり詳しく知らなかったんです。
それに僕の使用しているゲージがElixirには無く、一番太いもので12-52しかないので、高いし、ゲージがないから多分使うことないだろーなー。って感じでほぼスルーしてました。
年初に主催イベントを開催した時に出演してくれたDastarsに、元メンバーのGogoちゃんがこの日サポートギターとして一夜限りの復活をしてくれたわけなんだけど、
オープンまで時間があって楽屋で色々と話をしている時に、ギタリスト同士あるあるのお互いのギターや機材の話になった。
GogoちゃんはPRSカスタムのギターを使用していて、僕は変形ギター。お互い全く違うギターを使っているので、ちょっと弾かせてよ。ということで彼のギターを弾かせてもらった時に「なんじゃこれ!」とびっくりしたのがElixirでした。
お恥ずかしながら、これまで一度もElixirを張っているギターを弾いたことがなくて、あの独特の滑らかさというかなんというかちょっと今まで味わったことのない弾き心地にびっくり。ERNIEBALLのコーティングシリーズも使用していたことがあるんだけども、もうね全然違うの。こんなにも違うのかって事で、イベントが終わってからElixirがとても気になり始めまして色々調べました。
Elixirの種類
Elixirには現在3つのラインナップがあります。
- POLYWEB COATING
- NANOWEB COATING
- OPTIWEB COATING
これら3つのラインナップにはそれぞれ特徴があります。
POLYWEB COATING
一番滑らかと公式サイトで謳っているのですが、他のラインナップ中一番厚めのコーティングがされているシリーズ。
びっくりするくらいヌルヌルらしいです。それ故か、音像がぼやけてしまうという性質があるみたい。ただしこのPOLYWEBにはそもそも一番太いゲージが11-49しかないので選択肢にはありませんでした。
NANOWEB COATING
非常に薄いコーティング施されたシリーズで、Elixirの中でも比較的使用しているギタリスト・ベーシストが多いそうです。薄いコーティングではあるけども、弦の寿命は変わらずというのは素晴らしいですよね。コーティングが薄いので非コーティング弦と音の部分でもさほど変わりがないというのがこのシリーズの特徴。
OPTIWEB COATING
新たに登場したシリーズで、NANOWEBよりも更に薄いコーティングが施され、非コーティング弦と比較してもなんら変化がわからないくらいになっているとのこと。独特の滑らかな手触りもかなり非コーティング弦に近いそうなんだけども、やはりかなり薄いコーティングを施行しているからか、価格も他のシリーズより高い。ネットでのレビューを見るとNANOWEBとあまり変化がわからない。という人もいるみたいです。
この3種類で太いゲージがあるのがNANOWEBとOPTIWEB、とりあえず試しにNANOWEBを買ってみた。
早速張ってみた
という事で、早速購入したElixir NANOWEB COATINGをギターに張ってみました。
今回Elixirを貼る事にしたのは、ESPにオーダーしたオリジナルギターBD-EX512。
ちょうどエスカッションを交換しようと思っていたので、弦を張り替えついでにまずエスカッションを交換しました。
これまでエスカッションを交換していなかったので、ネジも汗や汚れでとてつもなく劣化。
去年所有しているESP MX-250Ⅱのパーツ交換を行ったので、交換も容易に出来ました。
という事で、エスカッションパーツを交換したのでいざ張り替え。
普段張っているERNIEBALLのBEEFY SLINKYと比べてそもそもゲージが細いんですが、
非コーティング弦の10-52と比べると、コーティングされている分ドロップBチューニングにしてもテンションが意外と保たれています。チューニングも安定しているので、このままNANOWEBでも良いかもしれない。
実際弾いてみた感想として、やっぱりこの滑らかさにはまずびっくりするね。これこそElixirって感じ。薄いコーティングとはいえ、非コーティング弦と比べて明らかに違う滑らかさ。実際の音に関しても違和感が感じられるかと言ったら全然気にならない。
もっと早くElixirを知っておけば良かったというのが感想。。
個人的にはもう1回り太いゲージを追加して欲しいなとは思うんだけども、しばらくはこのゲージで良いかなと。
Elixir、実は高コスパ弦だった
仮に1セット約600円ERNIEBALLのBEEFY SLINKYを2週間に1回弦を張り替えたとして年間およそ16,200円弦に費やしてる計算。
Elixirにしたとして、約3ヶ月毎に弦を交換したとするとおよそ6,000円で済んでしまう。
1セットあたりの金額は高いとしても、年間で考えると凄いコストパフォーマンスだよね。実際ライブ前には絶対弦を張り替えるので、この通りにはいかないとは思うけども、例えばあまり弾かないギターやライブで使わない自宅用のギター別にがあるのならば、そのギターの弦は絶対Elixirにした方が良いと思う。
という事で、普段自宅用で使っているレギュラーチューニングギターの弦も早速Elixirにしました。
実際にはまだ張って1週間くらいしか経ってないけども、1時間以上弾いても全く劣化を感じさせないのは本当に凄い。実際にメーカーの公称通りに3ヶ月もつのかどうかちょっと試してみようと思う。
AkashA are...
Gt&Vo Daisuke / Ba&Vo Hige / Dr Toshiya
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*1:お陰様で完売