AkashA(アカーシャ)ダイスケです🤘
10月4日に僕達のNEWシングル"Black rain"がデジタル配信リリースした事を以前のエントリーでもお知らせしましたが、
昨日AkashA公式YouTubeチャンネル「AkashATV」に、
"Black rain"
リリックビデオ
公開
しました。
AkashA "Black rain" Official Lyric Video.
リリックビデオを製作したのは実に5年ぶり。
まず、リリックビデオとはなんぞや?ってことから書いていきます。
リリックビデオって?
簡単に言うと、歌詞を主軸においたMV(ミュージックビデオ)です。
SNSが主流になってきたのと同時期に、有名アーティストのファンの方達が自分達で歌詞を軸に作った動画が実は流行の最初だとも言われています。いわゆるファンメイドってやつ。
MVもリリックビデオもその楽曲のイメージなどを表現するということに関して言えば、どちらも似てはいるのですが、MVって歌詞が表示されることって全然無く、ほとんどが演奏シーンなどが多めの短編映画のようなイメージですかね?
MVを撮るとなるとそれなりの費用がかかるし、費用をかければかけた分とても素晴らしいものに仕上がるわけですが、メジャーアーティストと同じようにインディーズアーティストがやろうとするのにはかなりリスキーでもあります。それに比べてリリックビデオはMVを撮影する費用をかけずとも楽曲の歌詞をリスナーに対して覚えてもらえる効果的な広告ツールとして最適というわけで、かなり多くのアーティストがリリックビデオを出すようになりました。
実は・・・
本当のことを言うと、僕達も久しぶりの音源リリースだったのでMVを撮影する予定でした。しかしながら新型コロナウイルスの世界的流行の所為で全てがなかったことになってしまった。前にも話した通りリリースイベントをやる予定も何もかも。
そこで、リリースに合わせてMVが撮れなくなった代わりに、リリックビデオを出すことにしました。
映像製作会社
MVやリリックビデオを自主製作しているアーティストさんって本当に限られた人しかいないというか、ほとんどいないと思います。そこで必要になってくるのは映像製作会社さん。
Googleで調べればめちゃくちゃ多くの映像製作会社さんが検索にヒットするわけだけど、自分達の思っていることや楽曲の持っている意味やコンセプトを明確にもしくはそれ以上に映像化をしてくれるとなった場合に、中々選定するのは難しいところ。まあほとんどの会社さんは製作実績としてこれまで作ってこられた映像を掲載していると思うんだけども、それでも費用面などで折り合いがつかないケースもあると思う。
手がけてくれた映像クリエイター
僕達AkashAはその部分でも本当に恵まれていて、レーベルを通して知り合ったフリーランスで映像製作を手がけているRanma Takahashi氏に今回のリリックビデオ、そしてティザー映像の製作をお願いしました。
Ranma Takahashi公式サイト
ちなみに、これまでYouTube上にアップしているほとんどの動画はRanma氏に撮影・製作してもらったものがほとんど。彼がリリックビデオの製作をスタートする時に、僕達の1st Albumから"Break away"という楽曲のリリックビデオを製作してもらったのですが、それが彼にとって初めて手がけたリリックビデオになったわけです。今思うけど、たくさんのアーティストさんなどの映像を手がけているRanma氏の処女作となったのは僕達にとってはとても光栄な事でした。
AkashA "Break away"Official Lyric Video
そして今回5年ぶりにRanma氏にコンタクトを取りまして、快くOKして下さいました。5年という歳月でまたシェイクハンド出来る日がやってきたことはとても嬉しかったし、何より彼のセンスが大好きだったので、また彼に映像を手がけてもらえる事になってワクワクでした。
コンセプトを映像に落とし込む
製作依頼をさせていただいて、早速何度か打ち合わせ。
今回まず最初に3ヶ月連続デジタル配信リリースのティザー映像を手がけてもらうことになりまして、楽曲のイメージを伝えた上で実際に音源を聴いてもらって映像製作がスタート。
何度か修正をしてもらい、結果的に完成した映像がこちら。
AkashA "New single" Three Consecutive Months of Digital Releases Teaser
今回リリースする3曲はどの曲も風合いが異なることから、色について明確なイメージがあったので伝えさせてもらった。クリエイターの方ならわかると思うけど、漠然としたものを明確に形にする難しさというのは計り知れないものがある。自分で思い通りに出来るのであれば一番良いのわけだけども、餅は餅屋。やはりそれで飯を食べているプロに任せることが一番だし、何よりRanma氏のセンスに全面的に信頼を置いているので想像以上のものが出来てくるだろうという確信があった。
このティザーに関してはあくまでも3曲の雰囲気をちょろっと理解してもらえれば良いものなので、色の使い方と使用フォントだけ指定をさせてもらって、それ以外は全てお任せで製作してもらった。結果的に3曲の風合いを感じてもらえるティザー映像に仕上がったと思う。
問題は今回公開となったリリックビデオ。1コーラスだけじゃなくてフルコーラス製作してもらうにあたって、どんなイメージの曲なのか?曲の起伏に合わせて映像が動き、歌詞が表示されるものなので、Ranma氏に楽曲を聴いてもらった上でコンセプトを決めようと思ったのだけども、楽曲イメージの飲み込みがとても早いのでこちらとしても驚いた。
僕が要望したのは
「基本的に黒を基調として、楽曲タイトル通り黒い雨を降らせて欲しい。」
「アートワークの素材は随所に使用できるのであれば使用して欲しい。」
この2点だけ。
この"Black rain"の楽曲解説を以前のエントリーで細かくさせてもらったんだけど、楽曲の持っている意味、そして歌詞の世界観をものの見事に映像として表現してくれた。彼曰く「曲が本当に素晴らしかったからイメージを膨らませて具現化するのもやりやすかった」とお褒めの言葉をもらったんだけども、やはりクリエイターであるRanma氏のセンスによるものが大きいと思う。出来上がってきた映像を見て「すげー・・・」という感想しかなかった。
作品を創り上げるということ
コロナ禍によって、これまで通り大々的にライブやイベントを企画することが出来なくなって早半年が過ぎた。僕達の周りも人数制限の緩和によって、これまで通りお客さんを入れてのライブを開催するライブハウスが徐々に増えつつある。今回音源のリリースやらなんやらスケジュールが大幅に白紙になってしまった事から比べれば、こうして音源もリリース出来て、それに伴ったプロモーションも大々的ではないにしろ出来ているのはネット社会の普及がもたらしたものだからだなとつくづく思う。調べたいものがあればスマホで簡単に調べることが出来る時代だからこその恩恵ではあると思うけども、僕はとてもアナログな人間なのでやっぱりステージで演奏したものを目の前で見てくれている人達にぶつけて、それに応えてもらう応酬がやっぱり好き。
今回、リリックビデオをリリースしたことでもっと深く"Black rain"という楽曲の事を知ってもらえると思うし、またこれまで通りのライブが出来るようになった暁には一緒にシンガロングしてもらえたら嬉しいなと思う。
やっぱりライブが出来ない(出来るんだろうけど、僕達はやらないという方針に決めた)状況だけども、発信する手立ては色々あるんだなと思う。ただそれには僕達だけじゃなくてたくさんの人が協力してくれて初めて成り立つものもある。
今回の音源に関しては、レコーディングで協力してくれたスタジオやエンジニアの方、アートワークの素材を提供してくれた仲間、そしてリリックビデオを製作するにあたってクリエイターの人の協力がなかったらどれも実現することはなかった。
ないものを一から作るのに、その作品にはたくさんの人が関わって初めて成り立っているということを知ってもらいたいし、何よりもその作品を待ってくれていた人が一人でも居てくれるからこそ。僕達は改めて感謝しなきゃいけない。
この記事を書いて思ったのは、大変なことは沢山あるけどもやって良かったと思える事がその先にあるからバンドをやっているんだなと。
もっと沢山の人に僕達の楽曲を聴いてもらえたら嬉しいと思う。
そして来月はいよいよ第二弾シングル"The other me"がリリースとなります。
こちらはこちらでかなりヘヴィな楽曲に仕上がっているんで楽しみにしててくれたら嬉しいです。
流行の楽曲をやっているわけではないけども、僕達の音楽を好きだといってくれている人がいる限り、これからも活動を続けていくんで応援してくれたら嬉しいです。
最後まで読んでくれてありがとう。
AkashA are...
Gt&Vo Daisuke / Ba&Vo Hige / Dr Toshiya
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