AkashAダイスケのMY"鋼鉄"LIFE

バンドの事や楽器機材・料理・プライベートや好きな事を赤裸々に綴るブログ

アンプレビュー|Hughes&Kettner GrandMeister Deluxe40

AkashA(アカーシャ)ダイスケです🤘

 

自宅用アンプとして新たにGETしました

Hughes&Kettner GrandMeister Deluxe40をレビューしていきたいと思います。

 

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スペック 

まずはスペックから。

 

Poweramp  EL84×4 

                   40w(Power Soak 40W/20W/5W/1W/0W)
Preamp 12AX7×3
             4ch(Clean/Crunch/Lead/Ultra)
Controls Gain/Volume/Boost/3BandEQ/Reverb/
              Resonance/Presence/Master
Rear MIDI In/Out/Thru,FXloop,Lineout,Noise Gate,
        RedBox AE(Ambience Emulation)DI
Effect Dlay,ModulationFX(Chorus/Flanger/Phaser/Tremolo)
Speakerout 8-16Ω

 

 ミニアンプながら超絶機能搭載です。そして、専用のギグバッグ付きというのが何とも良い。

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フロントパネル

では、フロントパネルから見ていきましょう。

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右側から
インプットジャック
チャンネルセレクト
ブースト
そして、Vol,Master,Boostは各チャンネルにかけることができます。
 
各チャンネルのインプレはこちら。

 


【Clean】

超絶美麗です。澄み渡ったトーン。ずっと弾いてたいくらい気持ちがいい。

ENGLもそうだけど、なんでドイツアンプはこんなにクリーンの音色が気持ちいいんでしょう。言うことなしですね。
 

【Clunch】

ぶっちゃけ今までもそうですが、バンドで使うことがほぼないので、ほぼ設定することがないチャンネルです。なので、インプレなし。(笑)ごめんなさい。
 

【Lead】

 オーセンティックなドンシャリサウンドですね。
SEX MACHINEGUNSのANCHANGはこのチャンネルが好みだそうです。80年代スラッシュメタルや90年代のメタルサウンドを求めているならこのチャンネルを使用しないわけにはいかないでしょう。どストライクな人にはどストライクだと思われます。
 

【Ultra】

 モダンなハイゲインサウンド。自分のメインの歪みはこのチャンネルで設定しました。
良く歪む。(笑)Leadチャンネルがカラッとした仕上がりなのに対して、こちらのUlrtaチャンネルは凄まじいくらいに轟音です。
ヒューケトってこんなに歪むの?ってゴージャスなイメージしてるのに・・・って思うくらい凄い。
 
サウンドメイキングをしないと、多分抜けてこないと思う。それだけの大音量で出したことがないからなんとも言えませんが、一番きちんと音を作るのが難しいと思います。
 
自分の場合、基本的にはAkashAとして音を出すこと前提でサウンドメイキングをするので、やはりバンドサウンド的にはこのUltraがしっくりきました。
 
低音も凄いよ。あとmidの粘り。なので、EQのセッティングとしてはTREBLEを高めにセットして、低音はRESONANCEで上げて、MID、BASSはセンターから少し低めにセットしてます。
 
4チャンネルそれぞれが独自のキャラクターを確立しているので、オールジャンル弾けますね。とても優秀なアンプだと思う。
 
 
 

 


【EQセクション】

これが今まで使用していたアンプヘッドとは違う部分。完全独立でありながら、EQ含む全てのコントロールは同じツマミで操作していきます。

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これらを制御するには、こいつの出番です。

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MIDIプログラムスイッチャー。これも合わせて購入しました。
 
ダイレクトモード・・・ブーストのオンオフや、チャンネルの切り替えが可能。
プリセットモード・・・任意のスイッチに自分がプログラムして保存した音色を呼び出し可能。
 
要するに小型でありながらも、ライブでもバンバン使えるスーパー万能アンプです。
ただし、ツマミの位置が必ずしもEQのかかり具合がその通りというわけじゃないので、ちょっと慣れが必要かもしれません。
 
だけど、自分がプリセットした音質なのかはツマミを回すと、Storeボタンがって教えてくれるんですね。
 
「あなたが設定した位置はここだよ」
 とペカっと光ってくれます(笑)
 
続いてフロントパネル左部。

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驚いたのはResonanceの掛かり具合だね。
特にResonanceを右に回せば、かなり重低音が出てくれます。逆に回せば鳴りが抑えられて、カラッとした音になります。カラっというよりは、鳴りが抑えられた感じですかね。篭った音という捉え方をする人もいると思います。それだけサウンドキャラクターが変わります。
 
ヤワなつくりではなく、EQもきちんと音質変化がツマミを回すとシビアに変化するあたり、さすがケトナーとしか言いようがありません。
 
さて、もう一度センターコントロール部に戻りましょう。

 

 内蔵FX

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パネル上部にはFX ACCESSと書いてありますね。
 
横のFX LOOPボタンをポチッと押しますと、
TREBLE/MID/BASS/VOLUME/GAINのツマミが内蔵エフェクターのコントロールツマミに早変わり。エフェクター搭載のチューブアンプを自分は初めて導入、使用したわけですが、
 
クオリティがとても高い。
 
安物の空間系なんか話にならないくらい音質良いです。
 このエフェクターをいじるために、FX ACCESSボタンを押すと点滅が始まります。
 
これによって
 
「今エフェクターいじってるよ」と教えてくれるわけですね。
 
TREBLE/MID/BASS/VOLUME/GAINのツマミはFX ACCESSボタンを押すと、
 
DLY LEVEL/FEEDBACK/DLY TIME/MOD TYPE/INSENSITY
に変わります。
 
この面白いところはMOD TYPE。左下からC/F/P/Tと書いてあるよね。
 
これはChorus/Flanger/Phaser/Tremoloを表してて、
最初の1/4はChorus、次の1/4はFlanger、そして次の1/4はPhaser、最後の1/4はTremoloとなっていて各エフェクトのレートの速さを表しています。
 
 

リアパネル

さて、続いてリアパネルー。 
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最近の小型ハイゲインアンプには搭載されてる機能のPOWER SOAK!
アッテネーターですね。自宅で使うときは基本1wです。5wになるともうね、
 
窓ビリビリ揺れる。(笑)
 
全部消灯しているときはフル出力の40wってことを表してます。ライブから自宅と弾く場所によって出力を変更できるわけですね。
近所迷惑にならずにメタルをかき鳴らせます。これ何げに便利です。
 
そして一番右がサイレントモード。
これはキャビネットからは一切音を出さない環境、つまりDTMでのRECや、ミキサーコンソールに繋げてヘッドフォンで練習する時に使用します。住宅事情にも考慮してる親切設計。まだサイレントモードは使ってません。
 

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そしてこれ!REDBOX
 
いわゆるキャビネットシュミレーターです。DTMでも超絶重宝しますよこれ。ちなみにこれをOFFにすればDTM上で別にキャビシュミをかけることが出来ます。
 DIoutがあるので、RECすること前提でありながらも、キャビネットの特性を上手く捉えてます。そしてvintage・modernの切り替えをすると凄い音質変化します。もちろん常にmodernで使用してます。
 
更に小型ながらNoise Gateを搭載しているのも凄い。本当にTriamp mk3の小型版。ぶっちゃけこいつ1台でライブも宅録も全部こなせちゃう。
 
 
更にこいつの凄いところは・・・
 
iPadで遠隔操作が可能なんです。まじか。すげーなおい。
 
ipad対応のMIDIインターフェイスと専用アプリが必要になるので、まだ自分はリモートコントロールは使っていませんが、


GrandMeister Deluxe 40 Remote App for iPad gets a cool new update: a short explanation


 

この動画を見ると分かる通り、とても便利じゃないこれ?

 

何これ。(笑)

 

遂にアナログなチューブアンプにもデジタルの利便性がやってきたのかと。

ケトナーやるじゃないか。すげーすげー。

 

独立4チャンネルだけど、同じツマミでいじるようになってるわけだ。これを見ると、デジタル機器で操作すること前提でこのアンプを製作したんだなっていうのがわかりますね。

 

本当にこいつ1台でライブもレコーディングも全て対応できちゃう。メイン機材として使用しているAxe-Fx2XL +のように、完全なデジタルマルチプロセッサーが席巻している中、チューブアンプの存在意義が問いただされている時代になってきてしまったわけですよね。

 

特にKemperはそのアンプを丸々コピーしてしまうわけで、しかもそのリグが無料で手に入ってしまう。Axeも同様の事が言えますね。

 

新しいアンプを作っても、よっぽどの機材オタクやそのメーカーのアンプじゃなきゃ

俺はダメなんだ!っていうくらいのアンプ愛がないと購入しなくなってしまったわけよね。それって便利になった反面、残っていかなければいけないものがどんどん消滅の危機に瀕しているってこと。

 

そんな中でチューブアンプをメインに据えて新しき良きシステムをそこに加えていく

Hughe&Kettnerの挑戦と、古きを大切にする姿勢には脱帽しました。

 

やっぱりね、古い考えのギタリストだからなのかもしれないけど、ステージ見てアンプがズラーっと並んでて、ステージから直接爆裂な音圧を感じていたいタイプなんです。

 

見た目じゃないよ。機能だよ。って思うかもしれないけどさ、見た目だって大事だからね。

 

ギターキッズの頃、メジャーアーティストのライブを見に言って、ステージに並んでるアンプを見て興奮したものです。だからか、やっぱり最終的には自分の後ろにアンプが居る方が強気になれます。本当はライン直でも出したいけど、ライン臭さが残っちゃうからね、、これが払拭できれば。。なので、Axe-FxⅡXL+を使用していますが、パワーアンプ→キャビネットで背中から音圧を感じています。

 

久々のチューブアンプですが、やっぱりいいなー。

 

ちょっとこれライブで使用してみようかな。知れば知るほどケトナー愛が溢れてきてる感じがする。

 

というわけで本日はGrandMeister Deluxe40レビューでした。

こうなってくるとさ、やっぱTriamp mk3も気になってきちゃうよね。

 

 

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