AkashAダイスケのMY"鋼鉄"LIFE

バンドの事や楽器機材・料理・プライベートや好きな事を赤裸々に綴るブログ

Axe-Fx or Kemper?|機材のお話

AkashA(アカーシャ)ダイスケです🤘

 

 以前のブログで、僕がメインとして使用している機材について話したことがありますが、

 

akashadaisuke.hatenablog.comakashadaisuke.hatenablog.com

 

約4年愛用しているfractal audioのデジタルアンププロセッサー

Axeシリーズに新しくAxe-FxⅢが2018年6月よりリリースされました。

 

DSPが大幅に増幅され、更にカラー液晶になったことでより使いやすく、更に細かく弄ることが出来るようになったわけです。

 

価格も改定されまして、現在は35万(税別)に落ち着きました。

 

僕が買い替えを検討していたハイゲインアンプDiezelのHagenとほぼ同価格ということを考えると、膨大すぎるモデリングアンプやキャビ、Fxなどの内容を含んでいるAxe-FxⅢは正直破格とも言える。でも、高いけどね・・・

 

当然ながら、Axe-FxⅡ XL+を使用している僕としてはこのAxe-FxⅢもリリース当時からとても気になりまして、買い替えも何度か検討したのですが、中々買い替えが踏み出せずにいます。

 

 

 

 

 

何故躊躇しているのか?


躊躇している要因の一つが、これまで2Uサイズだったものが3Uとなったこと。

 

Axe-FxⅡ XL+には、1Uタイプのパワーアンプ Matrix GT1000を介してキャビネットへと出力をしています。

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上のケトナーは気にしないでね。

 

KochやFRYETTEのパワーアンプを愛用している人も多いんですが、あえてMatrixにしているのはソリッドステートという利点の為。

 

元々デジタルアンプに切り替えを決めた主な理由の一つは、真空管アンプのサウンドクオリティを多少犠牲にしたとしても、音の経年変化や機材運搬時の故障などのリスクを回避する為もあったので、ソリッドステート仕様のMatrixを使っています。

 

画像のように3Uラックに収まるサイズとなっているんだけども、もしAxe-FxⅢに買い替えた場合、4Uラックサイズとなってしまうことと、重量が上がるということがとてもとてもネック。奥行きはAxe-FxⅡXL+よりも短くなったんだけども、2kgの差と1U分のサイズUPは結構でかい。ぶっちゃけ、真空管のアンプヘッドから買い替えた意味がなくなってしまう。。

 

ライン出力で使えば良いんじゃない?って声が聞こえてきそうなのですが、

 

これ、前にも書いたけどAxeもライン出力すること前提で作られてはいるんだけども、自分のサウンドメイキングが悪いせいか、いくらCABセクションをいじったり、AMPセクションをいじっても、今まで出してきた・聴き慣れたあのアンプの"ニュアンスや音圧"っていうものが出ない。。海外YouTuberのアップされているサウンド動画を見ながら全く同じレイアウトセクションの設定や音作りをしても、全然良い音にならない・・・(泣)

 

ちなみに、これまでライブで共演したバンドさんの中にも、全く同じ機材をライン出力をして音を出してるギタリストがいたけど、ぶっちゃけ全然音が良くない、、如何にも"ライン"っていう音と、恐らく音圧を上げるためにGain量が非常に高い音作りなんだと思う。

本当にこれで良い音って思っているの?ってな具合で、ギターだけがデジタルくさい音になってしまってアンサンブルだとまとまりがない。

 

それを考えるとAxe-FxⅢに入れ替えたとしても、多分アンプライクなセッティングで使用すると思うのですが、今でさえAxe-FxⅡ XL+の膨大なセッティングやFXを使ってない自分からすれば、そこまでAxe-FxⅢで出来る無限の音作りは正直なところ不要。

 

使用しているAxe-FxⅡ XL+の構造


レイアウトに配置しているのは至って簡単で、

 

  • DIST
  • AMP
  • DLY
  • REV
  • COMP

 

この5つくらい。

COMPはクリーンサウンドのプリセットのみで使用していて、

DISTはソロサウンドのプリセットでブースターとしてON。この切り替えはSCENEモードを使用してます。

 

AkashAとしてのサウンドは主にディストーションプリセット、クリーンプリセットの大きく分けて2つを主として、SCENEモードでソロ、フランジャーがONの飛び道具的サウンド、クリーンのディレイが異なるサウンドの計5つのサウンドを使用。

 

これらをFree The ToneのARC-53Mで制御をしてライブを行なっています。

 

そんなAkashAのライブ動画はこちら。


AkashA"Insane scream"2019.9.16新宿Wild Side Tokyo Wirbelwind 1st Album Release GIG"BATTLE FIELDvol.1"

YouTubeにアップの際にEQ含め音色は一切いじってないので、完全にそのままの出音となってます。

 

かなり大掛かりで複雑なセッティングを必要としていないので、別に今のままでいいんじゃない?って思うんだけど、ぶっちゃけるとAxeは僕にとってはかなり身に余る代物であります。

 

だって、こんなシンプルな使い方しかしていないんだもの。

 

どんな使い方をしても自由だろうけど、いまだに納得できないのがライン出力の音ね。

パワーアンプ を介して後ろで鳴らしているあの感覚がライン出力でも出せたらな、、と今でも思っているのですが、中々上手くいかないもんです・・・

 

 

気になっているもの 


最近になってAxeシリーズと対を成す存在Kemperがとても気になり始めました。

 

Kemperといえば、世界中のアンプをそっくりそのままプロファイリングするという、独自の技術Profiling機能によって、世界を変えてしまいました。

 

Axe導入当初は、Kemperに対しては単純にアンプをコピーするこれまで存在していた機材とは全く異なる存在。そのくらいにしか思っていなくて、初めから搭載されているアンプモデリングの音が仮に気に食わなかったとして、Rigをダウンロードして使おうと思っても、そのRigの音が気に食わなかったらどうしよう・・・と。

 

それならば初めから高音質なモデリングアンプを多数収録しているAxeを買ってみようと思い、Axeを選択したのですが、よくよく調べていくのと同時に実際に使用している周りのギタリストの話やサウンドを聴いて、改めてKemperの凄さというものに気づき始めました。おせーよ!ってツッコミは無しで。

 

Axe・Kemper・Helixと今では三大デジタルアンプと言われている3機種の中で、

とりわけ慣れ親しんでいるアンプと同じ使い方なのがKemper。

フロントコントロール部を見る限り、他の2機種に比べると、非常にアンプに近い。

 

AxeもHelixも細かいサウンドメイキングする為には、本体でも可能ですが、更に細かいセッティングをしてく為には専用のエディターを使ってPCで細かく設定していくわけだけども、Kemperにはエディターが存在しません。

ちなみに今年の9月にエディターが出るよ!とはアナウンスされていますが、未だにリリースされていません。

 

「本体で弄ればどうにでもなるんだよ。だって、僕はそもそもアンプだからね。」

という強いコンセプトがあるんでしょう。実際にエディタがなくても全然困らないってユーザーが多い。

 

これは元々、Kemper自体がこのプロダクトを"アンプ"として捉えて製作しているという事が伺えます。

周りのKemperユーザーの多くは、パワーアンプ 搭載型を使用してて、アンプライクな使い方で直接キャビで出力をする方法で音を出していますが、Kemperは基本的にライン出力が前提なんだよ。とメーカー側も言ってるくらいなんですね。

 

ライン出力でキャビ出力よりも良い音が出るのか?とかなり疑問を抱えていたわけですが、先日Kemperをライン出力して音を出しているバンドのライブを観に行って、

 

!?!?!?となりました。

 

そのバンドはDastarsなんだけども、

akashadaisuke.hatenablog.com

 

え?これ、まじでラインなの?っていうくらいに凄いアンプライク。一緒に観にいったとっしーにも、「これラインなんだって」って言ったら「全然わかんなかった!」って驚いてた。

 

とんでもないやつが現れた


更にKemperが気になっているところで、今年新しいラインナップが突如としてリリースされ、ギタリスト界隈を多いに賑わせています。

 

Kemper Profiler Stage

これまでKemperは通称"トースター"と呼ばれるヘッドアンプタイプ・そしてラックタイプの2種類が発売されてきましたが、遂にフロアタイプがリリースされました。

基本的にフロアタイプというと、フラグシップ機の廉価版というイメージが強いのですが、なんとこのKemper Profiler Stageは廉価版ではなく、同一機能をそのままでフロアサイズに収めた代物。Kemperすげぇ、、

 

ただ、フロアタイプの為パワーアンプ は搭載されておらず、メーカーもやはりラインで音を出してくれと推奨をしています。

しかしながら、Axeでの経験がある為、Kemperもライン出力で良い音を出せないかもしれない・・・と思っていた矢先に、Dastarsのライブで音を聞いたので、

 

めちゃくちゃしい。と思うようになりました。

 

本当はパワーアンプ 搭載型のKemperで良いと思うんだけど、やはり機材の運搬やらなんやらを考えると最終的には果てしなくてコンパクトというのが理想。

完全にAxeをやめてKemperを導入するのならラックタイプでも良いのだけども、AxeはAxeで残しておきたいというのがあるので、このフロアタイプはめちゃくちゃ惹かれる。

しかしながら現時点で次回入荷分が未定というくらい売れに売れてるみたいなので、年内導入は少なくとも無理かなー。。

 

Axeで気になるプリセット切り替え時のレイテンシーに関しても、Kemperならば気にならないという声も多数あるし、このサイズで最高に良い音が出せるならと思うと、

 

 

もう手に入れるしかないでしょこれは。

 

 

約4年間Axeを使用してきての率直な感想は、膨大すぎるアーカイブの中から、自分の出したい理想の音にたどり着くまで果てしない時間がかかるというイメージ。

 

確かに、それぞれ収録されているサウンドやFxは非常に音が良いのですが、アンプライクにこれを扱おうとすると、とてもとても難しい。とにかくパラメーターが尋常じゃないくらい多い。知らない用語もたくさんあるし、、いまだになんじゃこれ?って思うのも。

 

やれることが果てしなく多いので、玄人には非常に好まれる存在ではあると思います。

 

特に超膨大なラックエフェ群をライブの度に運搬をしているギタリストからしたら、Axe-FxⅢはわずか3Uサイズなのに、全く同等かそれ以上のシステム構築をすんなりと行うことが出来る上に、サウンドの質も良い。

 

実際Axeを使用している有名なギタリストが多い理由も肯けます。ただ、僕にとっては身に余る代物とでも言うのが正しいかもしれない。

 

Kemperはまさにアンプ。僕らが普段慣れ親しんでいるあの真空管アンプと操作性も含めて非常によく似せて作られている。だからと言って詳しく作り込むことが出来ないわけでも無し、更にこのKemperだけの機能であるProfiling機能が搭載されているのは凄い。

 

AxeもHelixもフラグシップ機含めて最新機種をバンバンリリースしていますが、Kemperに関してはいまだに2011年に登場以降、フラグシップ後継機種は出ていません。

 

唯一最新機種として登場したのがこのKemper Profiling Stageのみ。

 

これってさ、正直凄くない?

 

よくよく考えてみれば、自分が好んでいるアンプメーカーって全てドイツのメーカーのものなのですが、このKemperもドイツ。

 

やっぱり自分にはドイツのメーカーが合ってるのかなぁ、、

 

サウンド面に関して最終地点に到達したと思っていましたが、ここに来て、Kemperに対するイメージが大幅に変わったおかげで、機材を一心しようかどうか悩みの種が出来てしまった。。

 

 

 

嗚呼、、

 

 

 

Kemper欲しい、、

 

 

 

【Liveinfo】

f:id:AkashADaisuke:20191201214727j:plain

2020.1.8新宿Wild Side Tokyo

AkashApresents

EXTREME AGGRESSOR#0

 

AkashA

PORNOSTATE

牙突

MONQ

FANTOM

Dastars

 

FOOD

猫エクスプレス

 

OPEN17:30

START18:00

 

TICKET

adv&door¥1,400

+1D¥600or飲み放題¥2,000

 

 

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