AkashAダイスケのMY"鋼鉄"LIFE

バンドの事や楽器機材・料理・プライベートや好きな事を赤裸々に綴るブログ

ゴジラ キング・オブ・モンスターズ|※ネタバレ注意

AkashA(アカーシャ)ダイスケです🤘

 

先日、観に行ってきましたよ。僕の大好きな日本が生んだ大怪獣

 

 

ゴジラ

キング・オブ・モンスターズ

 

ゴジラ キング・オブ・モンスターズ Blu-ray2枚組

ゴジラ キング・オブ・モンスターズ Blu-ray2枚組

  • 出版社/メーカー: 東宝
  • 発売日: 2019/12/18
  • メディア: Blu-ray
 

 

実は僕、ゴジラきなんです。

 

 

初めて観たのはゴジラvsビオランテ。それ以降vsデストロイアまで親父に連れられて映画観に行ったっけ。そこから遡って昭和シリーズもほぼ観てます。

記憶が確かなら、メカゴジラの逆襲だけ観てないかもしれない。

ちなみに1998年公開ローランドエメリッヒ監督のハリウッド版「GODZILLA」も観に行きました。賛美両論ありますが、ゴジラ映画としてではなく、他の怪獣映画としたら秀逸だなと思うけど、

 

あれは、ゴジラじゃーない。

 

さて、そんな賛美両論あったハリウッド版GODZILLAから年月は経ち、その後、東宝版ゴジラはゴジラ生誕50周年を記念し、北村龍平監督のゴジラFINAL WARSで終わりを告げましたが、この最後のゴジラがどうもピンとこなかった。

 

確かにこの映画の中のゴジラは超絶無敵。南極から目覚めてからすぐ他の怪獣達を赤子を手をひねる感覚でぶっ倒しまくります。ある意味爽快感が凄い。

往年の怪獣もほぼ総出演状態のお祭り映画。そういう見方をすれば楽しめる内容にはなってるし、向かう所敵なし状態の最強ゴジラを観ることが出来るけども、ゴジラ映画にある"重み"を感じることが出来なくて、これで終わりかよ・・・っていう印象しかなかった。挿入歌にSUM41の楽曲を使ってたのも、俺的にはちょっと無しだったな、、

 

ゴジラ2000以降、怪獣映画は人気が下がり、東宝映画も巨大プールをこれを最後に解体することを決定。製作費・製作日数などシリーズ過去最高規模で行われた最後のゴジラだったけど、観客動員数もワースト3を記録し、シリーズ観客動員数1億人を達成することは出来ず、僕らのゴジラは遂に終幕を迎えてしまう。

 

それから10年の月日が経ち、ハリウッドがゴジラを製作するという知らせが駆け巡り、"本物"のハリウッド版ゴジラが2014年に公開された。コミコンの予告編見た時、あの尻尾ととてつもなくデカイあの足を見て、むちゃくちゃ興奮したのを覚えてます。期待感MAXで観たギャレゴジの印象は、とにかく画が暗い・怪獣バトルがあまり描かれていない。というのが自分の印象。

 

これは個人的な見解からすると、恐怖の象徴・未知なるものを描く為の手法で、初代ゴジラにも通ずる恐怖感や絶望感を与えているんだと思う。

 

最後MUTOメスを倒し、起き上がり、海へと帰っていくシーンで明るい場面となるのは、恐怖や畏怖の対象から、何か神々しい神や守護神を彷彿するようなカットで終わる。

 

この作中の対比が実に見事で、これに続く次作への期待も大きく膨らんだ。

 

その後日本では、庵野秀明を総監督として作られたシン・ゴジラが2016年に公開されました。

 

映画館も含めて6回観ました。

IMAX1回・2D1回・ブルーレイ3回・んでついこの間アマプラで。

とにかくリアル。

未確認巨大生物が実際に日本で暴れまわったとしたらどうなるのか?どうするのか?

単なる怪獣映画としての見解ではなくて、政府は一体どんな対応をして、協議を重ねてゴジラに挑んでいくか?という非常に面白い視点で描かれたゴジラ。

 

どんどんと惹かれていく描かれ方もさることながら、久々にスクリーンに登場したゴジラ。初代ゴジラを彷彿とさせる第四形態は、もう恐怖以外の何者でもない。形態変化があるっていうのはこれまでに無いし、放射熱線もレーザービームのような形状となり、尻尾、更には背びれからもこれを発する。

 

久々の日本のゴジラは、めちゃめちゃ面白かった。非常に練られた構成というのは、何度観ても見方が変わって面白い。怪獣映画というよりは、政治色が強い。

 

 

そう、シンゴジラにりないものがある。

 

 

ゴジラには、魅力ある他の怪獣達が居て、ゴジラがその怪獣達との超絶バトルを繰り広げる事。

 

怪獣バトルが足りないだよ・・・

 

さて、2014年公開のギャレゴジに続く本作ゴジラ キング・オブ・モンスターズは、監督がギャレスエドワーズから、ギャレスよりも更にゴジラ愛溢れまくりのマイケルドハティとなり、レジェンダリーピクチャーズモンスターバース第三弾として公開。

 

アメリカンゴジラの暴れまくる雄姿が観れるぞー!

 

という事で、以下感想です。

 

 

 

 

 

 

 

※以下ネタバレ有※

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

個人的映画得点

 

80点

 

モンスターバース第二弾キングコング スカルアイランドのラスト、壁画に描かれていた通り、今作では東宝怪獣を代表する

 

キングギドラモスララドンが出演することは事前にわかっていました。

 

一体ハリウッドでどんな描かれ方をするんだろうとワクワクしながら楽しみにしていましたが、期待を超絶に上回る大迫力と怪獣達の激突シーンに歓喜。
今作は前作と違い、怪獣バトルの描写が多く描かれているのも特徴です。

 

という事で、それぞれの怪獣達について感想を書いていこうと思います。

 

【キングギドラ】

これまでの描かれてきたキングギドラと違って、ムッチャクチャに強い。果てしなく凶悪。移動する際には嵐を伴っちゃうあたり、凶悪感マシマシ。
それぞれの首にも特徴や性格を持っている描写も多くて、悪過ぎる3兄弟という感じですかね?デカさといい悪さといい強さといい、今作のキングギドラは間違いなく過去最強。宇宙から来たという設定も含めて、きちんと踏襲しているあたりさすがです。


【モスラ】

今作初登場のモスラ。

 

怪獣の女王と作中で紹介されてましたが、キングギドラが王として君臨し、他の怪獣達がひれ伏す中、唯一ゴジラに最後まで味方をする健気な女性役として描かれています。

幼虫としての登場シーンは冒頭だけに留まりますが、糸を吐く攻撃は健在。幼虫は日本版と違って、あまり可愛さがない。

成虫として羽化してからは、弱りきっているゴジラと交信をしたり、ラドンを激しい空中戦を繰り広げたり、随所に活躍する場面が多い。日本版と違い鱗粉を撒いたりビームを吐いたりしませんが、尻のトゲでラドンを串刺しにする攻撃など、新しいムーブメントを見ることが出来た。

やはり、モスラは自己犠牲怪獣なのか最後にはギドラに倒されそうなゴジラを庇い、ギドラの光線で消滅してしまいました・・・

 

【ラドン】

マイケルドハティ監督が一番好きな怪獣だそう。

火山から出てきて、街を蹂躙しモナークの戦闘機との戦闘シーンは、ムッチャクチャカッコいいです。

そりゃこれだけ巨大な翼竜怪獣が実際に居たとしたら、こうなるよな。ってくらい皆風圧で吹っ飛んでいく様はディザスタームービーを見ているかのようでした。ネットの感想で書かれている通り、ギドラにヘコヘコしたり、ゴジラにヘコヘコしたり媚びる様は、小物感満載でした。(笑)

 

【ゴジラ】

我らが怪獣王!王の中の王!

 

何故かハリウッド版ゴジラには、エモさを感じるんだよね。

 

日本のゴジラには感じられなかった部分なんだけど、圧倒的に強いというわけでもなく、むちゃくちゃ凶悪っていうわけでもない。前作でもそうだけど、意外とやられちゃうんだよね。今回も同じで、結構ギドラにやられます。

 

更には持ち抱えられてかなり空高くまで上げられて地上に落とされます。

このシーン見て、vsデストロイアでゴジラJr.が落とされるシーンを思い出した人自分以外にもいたんじゃないでしょうか?ここまでゴジラがやられているのもちょっと珍しいですよね。

 

今作のゴジラはモンスターゼロ、つまりキングギドラが復活する事を察知し、南極に降り立ちます。

 

ハリウッド版ゴジラは地球の守護神的な描かれ方をされているんだなと。

 

そして今回はゴジラのアトミックブレスにも注目してもらいたい。

 

前作ではMUTOにゴジラの放射能が吸収されているという設定からか、弱々しい感じだったんですが、平成ゴジラを彷彿させる

ぶっ太いアトミックブレスを連発してくれます。

 

やっぱゴジラはこうじゃなきゃね!

 

更にラストのキングギドラとのバトルでは、vsデストロイアを彷彿させる

 

バーニングゴジラが登場します。

 

歩くだけで周りの物が燃えて行く。もはや最強の状態。その状態のゴジラを見たキングギドラの表情も見所です。

 

恐らくモスラのパワーも取り込んでいるからだと思うんだけど、繰り出した体内放射にはモスラの羽の模様が浮かんで見える。そんな最強状態で放つ体内放射2発で

 

極悪ギドラさん、

 

 

 

死亡

 

 

首をちぎられても新しく生え、自然の摂理が一切通じないあのキングギドラでさえ、

 

2発

 

強過ぎる・・・

 

この圧倒的強さって、vsメカゴジラ戦で見せたファイアーラドンの力を得て復活したゴジラを彷彿させますよね。

 

ギドラに平伏した他の怪獣達に

 

「おい。俺が王だぞ。お前らわかってんのか?」

 

と言わんばかりに吠えて、平伏させる様は正に王(キング)でした。

 

 

ちなみに、今作では秘密機関のモナークが世界中で確認している怪獣が17体いるということも作中に明かされました。キングギドラの呼びかけに呼応し、その17体が目覚めて世界各国で暴れまわっている描写がモニターに映されました。実際に登場した怪獣は数体でしたけども。

 

怪獣同士のバトルはもう脳汁ブったれモノなんですが、エマさん・・・まじでサイコ過ぎるでしょ・・・長男を失った悲しみはわかる。だけど、何故テロリストを使ってまで怪獣を蘇らせて世界をメチャメチャにしようとするのかその動機がまじで軽薄過ぎるんだよ。。

 

そう、ヒューマンドラマがとても軽薄。

 

 

個人的に気に食わなかったのは、オキシジェンデストロイヤーの扱い方。

 

ゴジラとギドラの2戦目。

 

いきなしオキシジェンデストロイヤーが登場します。

これ、日本版のゴジラを見ている人からすると、あまりに軽率すぎません?って突っ込みたくなるんだよ。芹沢博士が自身もろともこの破壊兵器を封印するためにゴジラ共々消滅する様を知っている人からすると、なんでこんな軽々しく登場させて、しかも使用すんだよ。って突っ込みたくなるんですよね。

 

そしてこれまでギドラを倒そうとしているゴジラもろとも殺そうと放つわけです。

おい。米軍さん。ゴジラさんに謝れよ。

如何せん宇宙からやってきて、尚且つ地球の原理が一切通用しないキングギドラには通用せず、ゴジラだけが瀕死の状態になってしまうわけですね。

 

そして、後に気づきます。

 

やつを倒せるはずのゴジラを、オキシジェンデストロイヤーで瀕死の状態にさせちまった・・・と。もう後の祭ですよねこれ。んで、何をするかと思えば、瀕死の状態で、海底深くにある遺跡神殿の中で僅かに漏れている放射能を浴びて回復しているゴジラを見つけ、核ミサイルでゴジラを復活させるしかない!

 

って事で、

 

海中深くにあるゴジラの唯一の安眠地帯へと潜水艦で潜っていくわけです。

 

その潜水過程でミサイルの発射口が壊れてしまい、爆破スイッチと弾頭を抱えてゴジラの元へ向かうのは・・・なんと芹沢博士なんです。

 

「さらば、わが友よ」の言葉と共に芹沢博士は核爆発と共に死にます。

 

そしてゴジラの唯一の安息地帯も一気に吹き飛び、過剰放射能を浴びたゴジラが復活→ギドラと最後の闘いへ。

 

 

もうね、ゴジラからしたら大迷惑ですよこれ。

 

オキシジェンデストロイヤーで瀕死の状態にされるわ、核爆発で唯一のお家は吹き飛ばされるわ。人間のエゴによって、左右されるって・・・

 

俺達の怪獣王をなんだと思ってんだよ。ってゆーね。

 

それに、モンスターバース1作目から登場している重要人物の芹沢博士がここで死んでしまうという・・・ちなみに、南極でヴィヴィアン博士も死んでしまうんです、、

 

芹沢博士が行くっていうのは重要なファクターだったのかもしれないけども、今後の展開について一体どうなってしまうんだろうと。そんな不満点がありましたが、

 

最終的にこれらを帳消しにしてくれるガンガンぶち当たっていく

超迫力な怪獣同士のバトルシーンがあったおかげで楽しめました。

 

あと、劇中の曲がムッチャクチャ良い。往年のゴジラファンは感動できる。まさかモスラのテーマを聴けるとは思わなかったし、ゴジラのテーマもふんだんに使われてるんです。

 

映画のバランスって本当に難しいよね。ストーリーや描写、更には色使いや曲など。総合的なバランスが成り立ってこその映画。

今作は恐らく、平成vsシリーズを見まくったであろうマイケルドハティ監督のオマージュっぷりと、ゴジラ愛に包まれた内容でした。

 

不満な点もあったけど、待ってた甲斐があったよ。

 

次回モンスターバースのラストという事で、キングコングとの頂上決戦になるわけですけども、個人的に、キングコングよりもキングギドラのようが絶対に強いだろうし、ゴジラにそもそも勝てんのか?

 

っていう・・・

 

ただ、エンドロールの最後にやっぱり出て来ましたね。次回への布石が。

テロリストが手に入れたキングギドラの首・・・一体どうなるんだろう。

 

ちょっと次の展開が読めなくなって来た。次回作がもう既に楽しみすぎる。

 

という事で、ゴジラ キング・オブ・モンスターズの感想でした。

 

今回、ブラックパンサー以来久々にIMAXで観たんだけど、凄い疲れた・・・

 

別に3Dじゃなくていい。音や臨場感はすごいんだよ。ただね、凄く疲れる。

次映画館で観るなら2Dでもっと細かい部分もきっちり観たいなと思った。

 

 

・・・気づいたら長文になっちゃったな。。

 

とにかく、ゴジラ好きな人は見たほうがいいし、前作を観てない人でも楽しめると思うよ。俺は少なくとももう1回は観に行くよ。